夏 格安ゴルフ場で鍛錬、また、囲碁も特訓

2009年8月

 夏、芝生の上とはいえ、カンカン照りの中を歩くのはキツイものがあります。幸い今年はかなりの回数をこなしましたが、 涼しい環境でプレーすることが出来ました。その一つは早朝ゴルフで、もう一つは比較的涼しい北関東でのプレーでした。


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早朝ゴルフ

 私と家内のメンバーコースの一つである総武カントリーが数年前、民事再生により、PGMに買収されました。 総武カントリーにはサントリーオープンが開催されていた27ホールの総武コース、比較的距離の短い18ホールの印旛コース、手引きカートで回る9ホールの北コースの三つがあります。
 PGMはコースの稼働率を上げる目的で、インターネットによる予約など、いろいろと努力をしていますが、印旛コースにカートを導入し、老人や女性でも楽しめるように改造しました。また、それに合わせて、早朝プレーゴルフを始めました。今年は6,7,8月の3ヶ月間でしたが、4時半から5時12分ぐらいまでの間にスタートし、18ホールをスルーで回ります。
 私たちの場合、ほとんどが朝の一番のスタートをお願いしました。今年が初めての試みということもあって、知名度が低く、ほとんどガラガラでした。アウトとインスタートの合計でも3組ということもありました。
 4時半のスタートのためには、3時半に起き、4時に家を出て、4時15分にゴルフ場に到着、ゴルフバックを自分でカートに乗せ、カートを自分で運転しスタートします。8月末頃には4時50分にならないと明るくならないので、OUTコース、INコースとも2,3組しかスタート出来ませんが、あまり人気がないようで、予約に問題はありませんでした。OUT, INのスループレーになり、4時半にスタートすると18ホールの終了が8時ごろになります。その後、シャワーを浴び、朝食をゴルフ場でとります。プレー代は朝食含みになっています。プレー代はひとり6千円弱と格安で、二人分の代金も袖ヶ浦カントリーの一人分で済みます。
 家には9時少し過ぎに帰ってくることが出来ます。朝一番のプレーは爽快で、暑いと感じたことはありませんでした。
 問題はプレーが多少雑になることです。ドライバーでOBを出しても、「あ、今のは練習、もう一度打つよ」とか言ってしまい、緊張感が無くなることです。その上、カートなので歩数は通常の半分程度になってしまいます。
 海外旅行の合間でのプレーでもあり、どうせ時差はメチャクチャなので、朝早いのは苦になりませんでした。
 



Alofa Golf を二人で貸切りました 栃木県那須烏山市
 
 最近、多くのゴルフ場でインターネット予約を開始し、以前と比べれば格安料金でゴルフを楽しめるようになりました。
 8月のお盆のころ、田舎のお墓参りに行った時、栃木県那須烏山市にある Alofa ゴルフをインターネットで予約しました。ゴルフ場のホテルに泊まり、朝食と昼食込みでの1ラウンドのプレー代は1人1万円弱と格安でした。それだけならあまり珍しくないのですが、ホテルにチャックインした時、お泊まりは私たちだけなので、ホテルをご自由にお使い下さいと言われました。
 びっくりしたのは次の日で、今日のプレー者は私たち二人だけですと言われました。確かに空いています。食堂もガラガラですが、食事はメニューのどれを選んでもOKだそうです。遠くからクラブハウスのレストランを見ると、電燈はしっかりとついていました。
 コースは栃木県の典型的な山岳コースで、かなりトリッキーです。人気が出ないのはやむを得ないかも知れません。
 プレー終了後、お風呂に入ろうとすると、申し訳ありませんが、今日のお客様はお二人だけなので、女性用のお風呂だけを沸かしました。お二人で入って下さいと言われました。女性のお風呂に入ったのは初めての経験でした。大きな鏡やいろいろな化粧水が置かれていました。
 この分だと、お客が全く来ない日があるのかも知れませんが、コースやクラブハウスなどの整備は十分なされていました。何か不思議な体験でした。
 なお、良く利用するゴルフ場に茨城県のカバヤゴルフクラブがあります。こちらは、ほぼ同じ料金で、ホテル代、朝食、昼食込みですが、週のある決まった日には 1.5ラウンドすることが出来ます。カートなので 1.5ラウンドしても疲れません。
 



グランドスラムカントリークラブ 茨城県常陸太田市

 だいぶ昔のことになりますが、このクラブに法人会員で入会しました。バブル期に作られた接待コースで、メンバーと言えども、お客を連れて行かないとプレーの出来ないコースでした。クラブハウスはかなり豪華で、コースも山岳ではありますが、比較的広く、距離もたっぷりあります。
 その後、このコースも破産し、PGMグループに吸収されました。その時、私も退会致しました。
 その後、まったく行っていないので、久しぶりにプレーしてみようと思い、インターネットで予約し、出かけました。遠いので、家を5時ごろ出発しても到着は7時頃になります。
 ツーサム保証(二人でのプレー保証)で、昼食込み、かつ、ビールなどドリンク付きで 1人、5千円弱の料金でした。驚きの料金です。27ホールあるので、全部回るとプラス2000円でした。
 メンバーの時は、バックティから打てなかったのですが、今回はキャディがいないので好きな所から打てます。全てバックティを使用しました。一度は打ってみたいと思っていた念願を達成しました。
 コースも良く、この料金のためでしょうか、大変混雑していました。待ち待ちのプレーでしたが、まずまずでした。
 今年は27ホールを2回ほど回りましたが、夏は千葉より涼しく、快適です。
 

 ゴルフは調子のよい時と悪い時ではかなりのぶれがあります。不調の時はなぜ悪いのかを反省し、出来るだけ早く戻す必要があります。とは言っても、ひどい時は、打ち方を忘れてしまったと思う時もあります。
 不調な時、出来るだけ早く思い出すよう、私なりのチェックポイントを書いてみました.。あくまでも、アマチュアの平均的技量ですから、自分なりの感想です。




飛距離を出すドライバースイングのチェックポイント

 @ ボールの後ろに立ち、方向を定め、スタンスではふらつかないように右足の内側で大地をしっかりと捉える。
 A 軽く3回ほど、クラブヘッドを左右に振り、クラブヘッドの重さとフェースの向きを感じとる。
 B 腕をぴんと伸ばし、肩と腕で三角形を作り、グリップは力を抜き、緩くクラブを握り、ゆっくりとバックスイングを開始する。スイングの開始は腕からではなく、腕と肩と同時に動かすようにする。スイング中は左肘を折らないよう意識する。
 首の後ろの位置を常に意識し、その場所が動かないようにする。
 C スイング中は、常にフェースの向きを意識する。ヘッドのフェースの向きは、左手の甲の向きと同じであり、ヘッドがボールに当たった時、甲の向きが、正しいかどうかを意識する。
 D トップでは、左手の親指に掛る力から、コックが鋭く出来ているかを意識する。グリップを柔らかく握るほど、トップの認識とコックの深みを感ずる事が出来る。トップでは出来るだけ長い時間、ヘッドが止まるように努力する。ボーリングのように重い球なら、トップで自然に止まるが、クラブは軽いので、力で戻してしまう事があるので注意する。
 コックがしっかり出来たという感覚が得られない場合は、左腕がピンと伸びていない時であり、この事実を思い出すことが重要である。また、ボールに当たるときも、左腕がしっかり伸びているかどうかを意識する。左腕が伸びていないと、だふったりトップしたりする。
 E 止まっているヘッドを動かすには、腕でなく体でクラブを引くことが大切。その後は、ヘッドを出来るだけ遠くに投げる感覚で打つ。そう意識すると、自然に、グリップを軸方向にまっすぐに引き下ろす様になる。すなわち、ヘッドが上にあるとき、それにぶら下がる感覚で、クラブを軸方向に体で引っ張るようにする。ヘッドが玉に当たるまでは、出来るだけ加速度を一定に保つようにする。すなわち、出足はゆっくりと引き下げ、徐々に一定の割合でスピードが増えて行くようにする。また、ボールを打つ瞬間は、腕や手の動きを出来るだけ止め、その運動量の減少が角運動量保存の法則により、ヘッドスピードの増加に繋がるようにする。クラブヘッドが下に近づくにつれ、腕の力も使いクラブの速度を増すようにする。クラブヘッドのスピードは、ボールを打った後で最大になるようにし、そのクラブヘッドの慣性で手が引っ張られるようにする。これは体でクラブを振るほど感ずることができる。この意識をするかしないかで飛距離は1割程度変化する。
 この感覚は、ちょうど、剣道でのお面を打つ時の感覚であり、竹刀の先端を出来るだけ強く相手の面に叩きつけるには、打つ瞬間、手を止める必要があるのと同じである。(昔勉強した力学の2重振り子問題です)

 なお、スイング中は、箒でごみを掃く様な横方向の動きは出来るだけしないようにする。
 F ボールがまっすぐ飛ばず、左右に曲がるのは、フェースの向きが直角でないためであり、それがなぜ生じたのかを反省する。私の場合、左に曲がるのは、飛ばしたいという意識から、上半身が先に動き出してしまい、フェースが閉じてしまうからであり、右に飛ぶ理由は、ボールを打つ瞬間、手を止めるのを忘れてしまい、手が先に行き、フェースが開いてしまうか、ボールがヘッドの中心からずれ、外側に当たったと理解しています。まっすぐに右や左に飛びだすのは、スタンスでの向きのチェックが甘かったためのようです。
 G うまく飛んだ後でも、打った後で、以上のチェックポイントをどの程度意識出来たか、反省する。
 

 スイングは瞬間的な行動で、大脳によるコントロールは無理と思われます。従って、体に覚え込ませねばなりませんが、スイング前にチェックポイントをおさらいするのは重要です。



アプローチショットのチェックポイント

 @ 短いから安心と思って打つと失敗する確率が増える。必ず1〜3回、同じイメージで素振りする。
 100ヤード近くのフルスイングのショットでは2回以上素振りをすると、周りのパートナーのひんしゅくを買うので、1回にとどめるが、グリーンエッジからのアプローチでは、必ず3回、同じイメージで素振りをした後に打つ。
 A グリーンエッジからのアプローチでは、クラブのスピードが芝や地面の影響をあまり受けないように、クラブを右腰の近くに持ち、手でなく腰で打つようにする。
 B トップを避けるため、多少、打ちこむ感じでストロークする
。 
 
C アイアンのフェースの向きを常に意識して打つ。



シャンク

 年に1度ぐらいシャンクをすることがある。特にバンカーショットでなる。なぜなるのだろうか、不思議に感じるていた。
 その原因は、自分なりに解釈すると、バックスイングの時、前かがみになり、頭が前に動いてしまい、玉の位置がクラブのヒールに近づいてしまう事の様だ。アイアンを持ったらバックスイングの時、首の後ろの位置が動かないように意識する必要がある。



パターのチェックポイント

 @ 狙いを定めた後は、パターのフェースの向きで全てが決まる。グリーンが平だと仮定すると、まず、ホールの左に目標を定め、次に右に定め、次第にホールの中心に狙いを定めて行く。あとは、バックスイング中とストライク中にフェースの面が変わらないよう注意する。
 A 打ったと直後、意思に反し、狙った線と異なって飛びだすのは、ほとんどが打つ瞬間、頭をホールの方に動かしてしまい、その結果、フェースの向きが動いてしまうからである。したがって、目はしっかりと打ち終わるまでフェースを見ていなければならない。なお、ボールは常に、物理学上、フェースに直角に飛びだすので、パターが多少ふらついて斜めから打っても大丈夫なのは面白い。



最も重要なポイント

 ゴルフに行く前に、このホームページを開き、もう一度、復習する

 そうはいっても、実際のゴルフでは、OBを出したり、トップをしたり、ダフッたり、テンプラ気味であったり、バンカーで何度もたたいたり、3パットをしたりと、何度もミスショットに見舞われます。それがあるから、パートナーにも喜ばれるのでしょう。
 この数年、ドライバーの飛距離が落ちてしまい、年のせいかなと思っていましたが、最近のドライバーの飛距離は昔の最盛期と同じような気もします。多分、週に2〜3回ぐらいのペースでゴルフ場に出かけているためかも知れません。
 現在68歳ですが、ホームコースの袖ヶ浦CCには75歳ぐらいになっても、かなり飛ばす方がたくさんおります。心強い限りです。    ただし、75歳はすぐに来てしまいます。 ・・・・・・・ それが人生なのでしょう。
  




囲碁 必勝の極意

 同じような要領で、もう一つの趣味である囲碁に付いても書いてみました。これは自己流です。
 先を読む力や、定石、布石、手筋、ヨセなど基本的事柄は勉強する以外にありませんが、ゴルフでは打つ前に素振りをすると同じように、囲碁にもそれに似た行動がありそうです。思いつくままに書いてみました。
@ 常に碁盤全体に目を通す。
A 直感的に形からこの一手と思っても、打つ前に、3つの候補を上げ、その中から一番良い手を選ぶ
B 直感に頼らず、最低3手先まで読む。
C 打つ前に数秒、手を止める。

 

 11月、羽根本因坊による指導碁と、その夜は懇親会があり、出席しました。本因坊はお酒を全く飲みませんが、付き合いは抜群で頭が下がります。