福島のもみじとゴルフ

2011年10月11日〜14日
 先月は奥日光の白根山に挑戦しましたが、私たちの足ではとても無理と分かり、今月は紅葉見学を兼ね、リフトの最高地点から比較的標高差も小さそうな西吾妻山にチャレンジしてみました。結果的には今回も途中で断念しましたが、次の日は吾妻小富士一周や鎌沼一周にチャレンジしました。紅葉に美しさに完全満足でした。
 4日目は、福島の南端、白河市にある新ゲインズボローカントリークラブでプレーを楽しみ、プレー後、真っ直ぐ自宅に帰りました。



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観光内容
1日目 自宅から裏磐梯の五色沼を散策し、今夜の宿、白布温泉へ
2日目 西吾妻山登山
3日目 吾妻小富士、鎌池ハイキング
4日目 新ゲインズボローカントリークラブでゴルフ

      

1日目 自宅から裏磐梯の五色沼を散策し、今夜の宿、白布温泉へ
  
 磐梯山の北側は裏磐梯と呼ばれ、大小様々な湖が300ぐらいもあると言われています。 五色沼は正式には五色沼湖沼群と言われ、20〜30もの沼があり、沼に含まれる微粒子の大きさにより、いろいろな色を作りだしています。また、赤沼は鉄分の多い成分を含んでいるようです。
 裏磐梯ビジターセンターに駐車し、毘沙門沼から桧原湖近くの裏磐梯高原駅まで散策しました。約3.6kmのトレイルでしたが、写真を取りながら歩くと、約1時間半ぐらい掛りました。戻りは高原駅からバスを利用し、再びビジターセンターまで戻って来ました。



 毘沙門沼から柳沼まで歩いてみました。紅葉が始まっていました。 


 桧原湖の東側の道路を通り、白布峠を越え、今夜の宿泊地、白布温泉に向かいました。車が標高を上げて行くと、紅葉がだんだんと燃えて来ました。
 白布峠付近はまさに紅葉真っ盛りでした。



 標高が上がると、紅葉の美しさが増して行きます。 


 白布峠付近はまさに紅葉真っ盛りでした。




 峠を下ると、紅葉が少なくなり、白布温泉付近はまだ紅葉してはいませんでした。
 温泉到着は、ちょうど午後3時ごろで、宿で温泉につかりながらゆっくりしました。

     

2日目 西吾妻山登山
 
  天元台ロープウェーと、それに続く3つのリフトを利用し、標高1820mの登山口に到着します。
 宿で調べたところ、朝一番の発車は8時20分だとのこと、それに乗ることにしました。ロープウエーは20分おきに走っているそうです。
 朝一番のためか、登山客は約20名ぐらいも居ました。


 まず、最初は数十人も乗れるロープウェーを利用し標高1350mの天元台高原駅に登ります。
 その後、3つのリフトを利用し、標高1820mの北展望台まで登って行きます。
 

 いよいよ登山開始です。まずは標高1,940mのかもしか展望台まで登ります。どこまでもごつごつした岩が続きます。やく30分も登ると展望台に到着しました。
 

 ここからはなだらかな下りになり、草モミジとなった美しい湿原が続きます。
 冷たくておいしい冷水が流れ出る大凹(おおくぼ)の水場まで木道が整備されています。
 私たちの前に約20名程度の中高年登山組が歩いています。ガイドさんは有名な田部井淳子さんでした。
 なお、田部井淳子さんは福島生まれで、現在72歳だそうです。私たちも頑張らなければと思います。



 ここの水場で、ペットボトルにたっぷりと水を補給しました。



 
 ここからは再び大きな岩道が続きます。岩のサイズはだんだんと大きくなり、歩き難くなって行きます。しばらくすると、再び美しい湿原が現れます。



 遠くに岩山が見えます。ここが梵天岩です。田部井さんのグループがもう到着していました。



 岩のサイズがますます大きくなって来ました。バランスを崩し滑ると骨折しそうです。かなり慎重に歩いて行きました。
 梵天岩の標高は2,005mで、西吾妻山の2,035mより30mほど低くなっています。
 トレッキング図によると、ここから標高の同じ天狗岩までは大きな岩原が続き、そこから西吾妻山まで標高差はわずか30mですが、私たちの体力では、ここから往復2時間弱を見て置く必要があります。その上、見晴らしは悪いと書かれており、何かあると大変なので、ここで引き返すことにしました。
 結果的にはそれが正解で、かりに西吾妻山に登ると最終のリフト午後4時に乗れなかったかも知れません。


 
 再び山を降り、今来た道を戻ります。慎重に手とお尻を使いながら降りるしかありません。若いころだったら、牛若丸のようにボンポンと岩を飛び降りられたかもしれませんが、今それをすると腿の筋肉が切れてしまいそうです。まずは倒れて骨折です。
 再び湿原に出て、さらにもう一度下ると大凹の水場に出ます。


 大凹の湿原を通り、再びかもしか展望台を通り、リフトのある北展望台に戻りました。まずは一安心です。



 リフトで下ると、まさに紅葉真っ盛りでした。



 
 中吾妻展望台からです。今年の春に吉野の桜を見て、一目千本の美しさに唖然としましたが、ここから見る一目数万本の紅葉には感激でした。



 最後はケーブルカーに乗り、駐車場の戻りました。天元台ロッジの標高は1,350mもあり、ここでも紅葉真っ盛りでした。


 今夜の宿は桧原湖の西にある桧原湖湖岸ホテルです。桧原湖も紅葉が始まっていました。
 

 家内が一句作りました。「色褪せし紺ののれんや蕎麦すする


 今夜のホテルはかなり大型でその部屋数も多いのですが、宿泊客は私たちを入れてわずか3組のようでした。
 大震災の影響なのでしょうか、何時もなら出会う外人客がまったく居ないのも気になります。

     

3日目 吾妻小富士、鎌池ハイキング

 大震災後の特別策として、裏磐梯にある3つの有料道路や駐車場も無料になっていました。訪問客を増やすためでしょうか。
 今日は、明日のゴルフのため、白河の新ゲインズボローカントリークラブに向かいますが、磐梯吾妻レークラインを通り、次いで磐梯吾妻スカイラインを通り、適当にハイキングをして時間をつぶすつもりでした。行きあたりばったりの無計画です。
 結果的には吾妻小富士に登り、噴火口を一周し、さらに鎌沼を一周する長時間トレッキングになりました。 


 磐梯吾妻レークラインからは小野川湖や秋元湖が見えます。磐梯吾妻スカイラインに入り、標高を上げて行くと、紅葉がますます美しくなって行きました。大きな一眼レフや三脚を持った人たちが、写真を楽しんでいました。小生はまだ一眼レフを使ったことがありませんし、小さな三脚を車には入れていますが、使ったことはありません。どうも機動性が悪く、好きになれないのです。


 この吾妻小富士には過去6,7回来ています。そのたびに火口までは登っていますが、まだ噴火口を一周したことはありませんでした。幸い今日は天気も良く、風も少ないので、一周することにしました。昨日は悪路で苦労しましたが、ここは良く整備されていて誰でも一周することが出来るようになっています。駐車場のある浄土平らの標高は1,600mなので、約100m登ることになります。登るのに15分、一周するのに昼食時間を入れ1時間ぐらい、合計1時間半ぐらいで浄土平に戻れました。



 噴火口から見降ろすと浄土平は素晴らしい紅葉でした。下りたら歩いてみたくなりました。
 

    

 噴火口を一周です。標高が低いにもかかわらず草木が無く、高山らしく見えるのもこの山の特徴です。



 吾妻小富士の東側や北側の眺めです。今も硫黄を含め蒸気を吹き出し、山肌が白くなっています。


 浄土平湿原を通り、鎌沼へ行ってみようと、また歩き始めました。約3時間弱のトレッキングになります。


 浄土平湿原を通りすぎると、なだらかな登りになります。道は綺麗に整備され、約1時間弱で再び湿原が現れます。



 鎌沼に到着です。誰が名づけたのか、確かに鎌のような形をしています。家内が、私なら三日月湖と名付けるのだがとか言っていました。
 噴火の様子を見ていると、時々、大きな蒸気を吹き出します。以前訪ねたイエローストーンを思い出しました。


 再び駐車場のあるビジターセンターに向かいました。目前に広がる紅葉の美しさはまさに驚きでした。
 湿原に着いた時はすでに4時少し前で、日が陰って来ました。この所だいぶ日が短くなり、5時半になると、真っ暗になります。


 ここから、峠を下り、高速道路を利用し白河ICまで行き、ゴルフ場のホテルに向かいました。到着したのは午後6時ごろで、もうすでに真っ暗でした。


      

4日目 新ゲインズボローカントリークラブでゴルフ

 バブルのころに作られたコースなのでしょうか、3階建てのロッジが付属しており、私たちのツインルームは、普通の1.5倍はある十分な広さでした。ただし、ここは福島なので、まだ、テレビはアナログでした。
 コースはほとんどが平らで、その上、コースレートは73.1 ヤード数は 7,050Y と十分楽しめるコースでした。
 その上、何と言ってもうれしいのは、宿泊と3食込みで9,350円と温泉に泊まるよりも安いことでした。


 1ラウンドスループレー後、昼食を取り、風呂に入り、自宅に向かいました。ドライブに約4時間かかりました。
 たっぷり遊んだ4日間でした。




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